【GDO EYE】感覚派ならではの選択!勇太が新アイアンで最終戦に挑む
2010/12/01 18:09
国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」が、12月2日(木)に東京よみうりカントリークラブで開幕するが、その前日のプロアマ戦で、池田勇太が先週までとは異なるアイアンセットを使用していた。
池田はこの最終戦で優勝を果たし、現在賞金ランキング首位のキム・キョンテが8位タイ以下に終わった場合、初の賞金王獲得となる。先週、先々週と優勝争いに加わり「調子は良いです」という池田は、最終戦の大一番でスコアメイクでもっとも鍵を握るアイアンを取り替える決断を下した。
「本当はフェニックスかカシオで取り替えようと思っていたんだけど、今年は2試合とも暖かったので、替えずラウンドしました。でも、ここは気温も上がりにくいし、今週は天候も良くなさそうなので、新しいクラブに変更することにしました」と、さらりと話す。
「あまり変わらないから」と言う池田だが、従来使用してきたツアーステージ703リミテッドから、ツアーステージ705タイプSというヘッドに変更し、シャフトもグリップも全てが新しいスペックに変わっている。
「疲れもたまっているこの時期なので、より易しいアイアンに変更するだけです」と話す池田。今季これまで4勝を果たしたアイアン、それを最終戦直前に変更することができるのは、池田がスイングの形にこだわらないのと同じように、フィーリングを最重視する感覚派ゴルファーの証だからだ。(編集部:本橋英治)