2010年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント

【GDO EYE】宮本が賞金王争いのカギを握る・・・かも!?

2010/11/27 19:02
最終日・最終組を回る、首位タイの池田勇太と宮本勝昌。宮本にとっては、傍観者として楽しむだけでは済まないかも!?

賞金王を争うキム・キョンテと池田勇太が、熾烈な首位争いを演じている「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」。その盛り上がりを、まるでゴルフファンのように楽しんでいるのが、池田とともに首位タイで最終日を迎える宮本勝昌だ。

自身の共同会見では、自分のプレー内容はそこそこに、賞金王争いの話題に脱線。自らの話題に戻ったと思いきや、また池田やキョンテ、石川遼の話題へと脱線する。「キョンテが勝ったら決まるんでしょ? 2位でも、勇太が崩れたら決まるんだよね? 遼は? 5アンダー!? 何かあったら分からないねえ。どうなるんだろう、明日・・・」と、もはや完全に傍観者の状態。「だって、楽しみじゃないですか!」。会見場が、大きな笑いに包まれた。

さらにこの日、最終組を共にした池田を絶賛。「勇太は流れを止めないね。ああいうのが、いいよね。切り札みたいのが無いんだよなあ、オレは」。昨日の会見でも、池田のアイアンショットに感心しきり。今日も、「勇太と、もう1度回りたいと思ってやっていた。崩れかけた時にも、もうひと踏ん張りすれば回れるな、と思って頑張った」と明かすほど。報道陣からは池田に関するコメントを求めていないのだが、宮本からは次々と言葉が溢れ出る。

自身の優勝には関心が無いのでは、と思いきや、「そりゃ、勝ちたいですよ」と現実に引き戻される宮本。だが、今週にかかっているものは自らのタイトルだけではない。賞金王争いを、大きく左右する存在になる可能性もあるのだ。楽しんでなどいられない、賞金王の行方を握る緊迫した1打を迎えるなんていうことも・・・。(編集部:塚田達也)

2010年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント