【GDO EYE】キョンテ、母国の一大事に・・・
2010/11/24 19:15
賞金ランキング2位の石川遼に約3,200万円差をつけ、今週の「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」に出場するキム・キョンテ。韓国人選手では初となる賞金王も目前、今週の主役の1人として今週を迎えたが、ちょっと違った意味でも大きな注目を浴びる存在となってしまった。
昨日、韓国と北朝鮮の境域付近にある韓国・延坪島が、北朝鮮からの砲撃を受けたのは周知の通り。民間人の遺体が発見されるなど緊迫した状況が続く中、キョンテの実家がその付近に位置していたこともあり、話題はその一件に集中した。
自身も、「テレビとかインターネットでニュースを見ています」と、当然ながら母国の一大事に大きな不安を募らせている。幸いにも家族に大きな混乱はなく、昨日は父親とも電話で会話をしたというキョンテ。それでも、「やはり危ないですよ・・・」と表情を曇らす。
大一番を直前に控え、試合への集中力が薄れてしまう危惧もあったが、「戦争は、たぶん大丈夫だと思います。お父さんもお母さんも大丈夫だし、試合(への集中)も大丈夫」とキョンテ。武力の脅威にさらされた両親の不安を、対照的ともいえるスポーツの力で喜びの笑顔に変えることができるか。(編集部:塚田達也)