池田、逆転賞金王へ「2試合とも優勝を狙えばいい」
2010/11/24 18:39
先週の「ダンロップフェニックストーナメント」で今季4勝目を挙げた池田勇太が、賞金ランク3位に浮上して今週の「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」に臨む。逆転賞金王への最低条件は、今週を含めた残り2試合のどちらかで優勝すること。優勝の喜びに浸る暇もなく、次々と厳しい条件が迫る戦いが続く。
「先週で、賞金王へのチャンスを自分で作った。この大会がいかに重要か、自分で分かっているつもり。勝つつもりでやらないといけない」と、表情を引き締める池田。その上で、「2試合とも優勝を狙うつもりでやればいい。追いかけている立場としてはそれしかない」と、いかにも池田らしい表現で逆転賞金王への意気込みを口にした。
今週の予選ラウンドでは、東北福祉大学の後輩であるアマチュアの松山英樹と同組に。松山と言えば、今年の「アジアアマチュア選手権」を制し、来年の「マスターズ」出場権を獲得した注目アマ。「プロになってからは初めて」という後輩との同窓対決に、「彼が学生であろうがアマであろうが、出るからには1人の選手として見る。2日間、楽しめればいいね」と池田。後輩とのプレーを刺激に変え、目指すは来週の最終戦へと望みを繋げる優勝だ。