3連覇を狙う小田孔明、風邪のハンデを相性でカバー
2010/11/24 18:13
「カシオワールドオープンゴルフトーナメント」の開催コースであるKochi黒潮CCは、広々としたフェアウェイの左右にセパレートされた林も無く、多少曲げてもトラブルとは無縁。飛ばし屋が有利とされる中で、そのアドバンテージを見事に活かしているのが小田孔明だ。昨年、一昨年と連覇を達成。今年は、3連覇を目指しての一戦となる。
自身も「この試合は、普通に回れればいけると思っています」と、抜群の相性の良さを認める。当然3連覇への期待も高まるところだが、開幕前日のプロアマ戦当日、マスク姿で登場した小田を見て、誰もが不安に思ったことだろう。
聞けば、先週の「ダンロップフェニックストーナメント」を終えてから風邪を引き、今も熱はないものの、鼻とノドに症状が残っているという。だが、「大丈夫ですよ」と表情も明るく、深刻な影響はない様子。「これくらい力が抜けていた方が、多分いいんですよ」と豪快に笑った。石川遼も「孔明さんみたいに、飛んで低いボールが打てる人が有利」と認める相性の良さ。風邪の不安を吹き飛ばし、今年も主役の座を奪うことができるか。