2010年 ダンロップフェニックストーナメント

【GDO EYE】鈴木亨「17年続けるシード権を早く確定したい!」

2010/11/20 17:17
3日間パーオン率1位で首位と3打差の2位タイに浮上した鈴木亨

国内男子ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」の3日目に、ベストスコアの「67」をマークして通算7アンダーの2位タイに浮上したベテランの鈴木亨。この日4バーディ、ノーボギーでラウンドしたことに「この大会でノーボギーなんて、僕の歴史上なかったんじゃないですか。記憶にないですから」と、自身もびっくりのナイスプレーだった。

3日間で7アンダーまでスコアを伸ばした鈴木だが、初日の立ち上がりを考えるとこの位置にいられるのが不思議だという。「初日はパープレーでスタートしていましたが、5番でティショットが木に乗ってしまって。トリプルボギーで、次もボギー。4オーバーまで行っちゃったんですよ。厄年も終わったのについてないなと思ったけど、でも17年間続けたシード権を諦めるわけにはいかないという思いがカムバックさせてくれたと思う」と力説する鈴木。

現在の賞金ランキングは68位。70以内に入ってはいるが、今週、来週で下から逆転される可能性もある順位となっている。しかし、今大会で現在2位につけているため、このままトップ5以内に入ることができれば、間違いなくシード権は確定する。

むしろ、現在首位とは3打差と、逆転優勝も狙える位置につけたが「このコースは18ホール終わるまで何が起こるか分からない。チャンスがあれば優勝のことも考えますが、とにかく1ホール、1打ごとしっかりやらないと。どこに落とし穴があるか分からないので」とベテランらしく冷静に状況を見つめる。

今週逆転優勝することができれば、最終戦の「日本シリーズJTカップ」への出場も可能になるが「シード権争いをしている立場ですから、今は最終戦のことは考えられません」と言いながらも、「昨年出て、一年頑張ったご褒美ですし、もちろん出たいとは思いますよ」と、その先の目標としては申し分ない。明日の最終日は愛娘の愛理ちゃんは仕事で応援に来られないが、昨年同様、日本シリーズならば家族みんなで応援に駆けつけてくれるに違いない。(編集部:本橋英治)

2010年 ダンロップフェニックストーナメント