矢野東「フェード縛りは解禁!何でも打ちますよ」
2010/10/28 17:22
国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップ」の初日は、雨の影響でグリーン上にボールが止まり易かったこともあり、多くの選手がバーディを量産した。そして、525ヤードの18番パー5はバーディどころかイーグルが乱発。追い風だったこともあり、6人がイーグルを奪った。
中でも、ティショットで大きく飛距離を稼いだのが矢野東だった。フェアウェイのセンターにキャリーで運ぶと、下り傾斜に落下したことで、30ヤードのランが出た。2打目の残り距離が145ヤードということで、ティショットは約380ヤード飛んだ計算になる。
パー5だが、矢野が2打目に選んだクラブは9番アイアン。「風に乗ってしまうのが嫌だったから少しカット目に打ちました」というショットは、ピンの右横8mに落ちると、傾斜にも乗ってピンまで3mのところで止まった。
このイーグルパットを決めた矢野は、4アンダーまでスコアを伸ばし、4位タイでホールアウトした。「今日はいいゴルフができましたね。今日からフェード打ちを止めることにしました。プロアマでアマチュアの方に慰められるような球しか出ていなかったので。フェードを封印するのではなく、状況に応じてストレート、ドロー、それとフェードを使い分けることにしたんです。そしたら見事にはまって」と嬉しそうに話す。
「まだ初日ですから」と気を引き締める矢野だが、ここ2試合連続で予選落ちとなっていただけに「今日は自分の中で良いゴルフができたので、残り3日間は楽しみです」と、フェードボール縛りを解禁し、2日目以降もバーディラッシュを狙う。