【GDO EYE】藤田とキョンテの共通点
2010/10/22 19:32
先週の「日本オープン」で優勝し、賞金ランクトップに浮上したキム・キョンテ(韓国)。同2位で藤田寛之が追う中で迎えた、今週の「ブリヂストンオープン」。その予選ラウンドでは同組で2人の直接対決が繰り広げられ、2日目を終えて通算9アンダーの2位タイと一歩も譲らず。3日目も、最終組に場所を移しての直接対決となる。
平均飛距離は、ともに280ヤード前後とほぼ同じ。ツアーでも屈指のショットメーカーであるこの2人、ショットの正確性と卓越したリカバリー能力で、飛距離のアドバンテージを補って余りある活躍を続けている。
同組でラウンドを重ねたことで、実際に互いの共通点を見出している。「プレースタイルが似ているので、回りやすい部分はありますね」と藤田。キョンテも「淡々とプレーするスタイルは似ていると思います」と答える。共通するのはプレースタイルだけではないようで、「冗談を言い合いながら回っていた」(キョンテ)と、互いにウマも合うようだ。
互いを認め合っている点も同じ。藤田が「ソツがないゴルフをしてくる。ガップリになると、置いていかれる感じがする」と評せば、「パットが本当に上手い。チャンスを逃さないし、(アプローチを)寄せたものは外さない」とキョンテ。似たもの同士、決勝ラウンドでも互いに引っ張り合いながら、名勝負を演じてくれそうな予感がする。(編集部:塚田達也)