地元、柳川高校出身の津曲泰弦が単独首位スタート!
2010/08/26 18:41
福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部で開幕した、国内男子ツアーの第13戦「VanaH杯KBCオーガスタ初日。大会記録に並ぶ9アンダー「63」をマークした津曲泰弦が、2位に2打差をつけて単独首位に立った。
宮崎県出身の津曲は、高校時代を福岡県の柳川高校で過ごした。ゴルフ部に在籍し、2003年には全国大会を制覇している。その後は山口福祉文化大学に進学し、在学中の2006年にプロ転向を果たした。
ツアーでも屈指の飛ばし屋で知られる津曲だが、今季は成績が思わしくなく苦悩の日が続いていた。「正直、考えすぎちゃって、眠れないこともありました・・・」。開幕戦から12試合を終えて、予選を通過したのが2試合だけ。100位以下で予選落ちとなった試合は5回もあった。
津曲の悩みはドライバーショットで、トップから自分の思うようにクラブが降りてこないこと。ショットが右に出てしまったり、左に引っ掛けてしまったりと、まるでアマチュアのような悩みを抱える津曲は「どうやって降ろしていいか分からなくて、空振りするんじゃないかと思うこともあるんです」と真顔で話す。
一人で悩んでも解決しないということで、中学1年からスイング受けるコーチに鹿児島から千葉まで遠征してもらい、一週間の合宿状態でスイングを見てもらった。コーチからのアドバイスは「腕が体と離れている」というワンポイント。そこを強化したら、感触がよくなり「今は全く問題ないし、完全に克服できたと思います」と前向きだ。
持ち前の飛距離に加え、方向性まで安定したドライバーショットを手に入れた津曲は、ツアーでは誰にも負けない飛距離を計測することになりそうだ。