2010年 関西オープンゴルフ選手権競技

矢野、カッコ良さを捨ててバーディラッシュ

2010/08/22 18:32
スタートホールでバーディを奪った矢野東。ここから猛追が始まった

「関西オープン」最終日、首位を7打差で追う矢野東が序盤からバーディラッシュを演じ、一時は首位争いに加わる勢いを見せた。最終的に3ストローク及ばず単独2位に終わったが、7バーディ、1ボギーの「64」をマーク。35度に迫る暑さに負けず、最後まで素晴らしいプレーを見せた。

これまでは「カッコ良いゴルフをしたい気持ちがすごく強くて、納得のいかないボールが一発でも出ると、“なんでだろう”と思い続けていた」と振り返る矢野。その考えを一変し、今は「あまり完璧を求め過ぎないようにした」との気持ちでプレーを続けているという。

「うまく行かないのがゴルフなんだ」という意識の転換が奏功し、今日も時おりショットを曲げながらも、最後まで集中力を切らすことなくバーディを重ねられた。「全開にはほど遠いけど、今日みたいなゴルフが続けられれば優勝もできるんだろうな、ということが分かりました」。矢野にとって、大きな収穫を手にする一週間となったようだ。

2010年 関西オープンゴルフ選手権競技