注目の藤田と薗田、不満が募る立ち上がり
2010/08/19 20:46
今年の「関西オープン」には、石川遼と池田勇太の両雄が欠場。今週、2人に代わって開幕前に大きな注目を浴びていた薗田峻輔とディフェンディングチャンピオンの藤田寛之だったが、ともに不本意な立ち上がりとなってしまった。
藤田は3連続バーディ発進と最高の滑り出しを見せたが、その後はスコアを崩して1オーバーの34位タイ。最近はつねづね状態の悪さを口にしていたが、「あれ(3連続バーディ)は、たぶんマグレ。ショットに自信が無いとまっすぐ飛ばないし、回れば回るほど悪くなる。最近は良い感じでしたが、また元に戻ってしまいました」と、いつも以上に厳しい言葉を自らに投げかけた。「あまりに酷くて、逆に練習をしたくないぐらい。たまには良いでしょう」と静かに話し、コースを後にした。
一方の薗田は、前半の13番パー4で叩いた痛恨のトリプルボギーが最後まで響いた。ティショットを右ラフに打ち込むと、「ライが良かったので、可能性にかけてしまった」と2打目はグリーン手前の池へ。このホールを5オン、2パットとし、序盤でつまずく展開となった。その後もショットが左右にばらつき、薗田の調子のバロメーターでもある「パーオン率が良くなかった」と低調。3オーバーの72位タイと、予選通過も危うい位置で明日の2日目を迎える。