山下、ツアーでは初の単独首位発進に上機嫌
2010/08/19 19:47
「え!?トップですか? いいですね~。初めての経験ですよ!」。国内男子ツアー「関西オープン」初日、山下和宏がレギュラーツアーでは自身初となる単独首位スタートを切り、ホールアウト後の囲み会見で満面の笑みを見せた。
スタートホールの10番パー5で3打目を20センチにつけ、バーディ発進。前半を2バーディ、1ボギーで折り返すと、「難しい」と警戒する10番で2メートルを沈めてバーディ。「その後はティショットも安定して、トラブルもなく最後までいけました」と3つのバーディを重ね、会心のラウンドに目を細めた。
舞台の田辺CCは、大半のホールの左右が狭い上にOBゾーンも近く、ティショットの精度が求められる林間コース。歩いていても「フォアー!」という声や、ボールが木に当たる音があちこちで響くなど、選手たちを苦しめている。
よほど状態が良いのだろう。「そんなに狭いですかねえ?という感じですけど・・・」とサラリ。今週の開幕前にコーチにスイングをチェックしてもらい、「自分なりに修正点ができて、今日はその練習でした。自分のテーマを一生懸命やっていたら、このスコアでしたね」という。これまで、最終日に崩れることで初優勝を逃し続けてきた山下。「原因はちょっとずつ分かってきている。最終日に力が入った時、どうすればよいか考えながらプレーしています」と、自信に溢れた表情が印象的だった。