石川遼、妹のツアーデビューを受けて・・・
石川遼の名前が冠となり、第2回目を迎える日本ゴルフジュニアゴルフ協会主催の「石川遼ゴルフカップ ジュニアチャンピオンシップ」が7日（日）、栃木県にある烏山城CCで開催された。石川はトロフィのプレゼンターとして表彰式に登場。入賞したジュニアたちは、緊張の面持ちで石川からトロフィを受け取っていた。
石川は「ジュニアのみんなには、今を大事にして欲しい。10年前、20年前はこんなにジュニアの試合がなかったし、この素晴らしい環境を上手く活かせたジュニアがプロになって良いプレーができると思う」とメッセージ。明日8日は、石川が3年間在学してきた杉並学院高校の卒業式。ジュニア世代からも完全に卒業する立場として、後輩たちに切実な言葉を送っていた。
今大会には、2週間後に迫った国内女子ツアー「Tポイントレディス」（3月19日～）に主催者推薦枠でツアーデビュー予定の妹、葉子さん（13）が出場していた。先月は鹿児島に渡り、会場である鹿児島高牧CCを父の勝美さん、弟の航くんの3人でラウンド。そこで、何と自己ベストの「72」をマーク！ それも、大会と同じティを使用したという。「ハウスキャディさんからも“相性が良いね”と言われました」と笑顔を見せ、「試合の結果が良くても悪くても、その経験を活かせるようにしたい」と、2週間後の大舞台を見据えていた。
妹のツアーデビューについて「これまでは、あまりやる気が見えない子だったけど、今までで一番頑張って練習をしていますね。特にアドバイスは考えていません。葉子にはできるだけ何も考えずにやらせてあげたいし、楽しんでもらいたい」と言葉を送る石川。その一方で、“石川遼の妹”という目で見られることについて、少し複雑な心境も口にしていた。大会当週は、石川自身も米国PGAツアー「トランジションズ選手権」に参戦中。石川にとって、日本女子ツアーの動向も大いに気にかかる週となりそうだ。