青木功氏が文化功労者に選出「プロスポーツ発展に大きく貢献」
政府は25日、2024年の文化功労者を発表した。日本ゴルフツアー機構(JGTO)前会長のプロゴルファー青木功氏が選ばれた。
文化功労者とは文化の向上発達に関し、特に功績顕著な者を指す称号。ゴルフ界では2014年に顕彰された樋口久子・日本女子プロゴルフ協会顧問に続いて2人目となった。
82歳の青木氏は1964年にプロ入りし、日本ツアーで通算51勝。83年「ハワイアンオープン」で日本人初の米ツアー優勝を遂げた。米シニアツアーでも9勝し、世界の「アオキ」として名をとどろかせる。2004年には日本人男子として初めてゴルフ世界殿堂入りを果たした。16年からは4期8年にわたってJGTO会長を務めた。
政府は選出理由について「我が国のトッププレーヤーとして、国内のみならず世界を舞台に活躍した功績は、日本のプロスポーツ発展に大きく貢献するものであり、その功績は誠に顕著である」と説明した。
青木氏は「名誉ある文化功労者に選出いただけたことは、長年、私を支えてくれた周りの方々のお陰だと心から感謝しております」とのコメントを発表した。
11月5日に都内で顕彰式が行われる。
<青木功氏の文化功労者顕彰コメント全文>
この度は、「プロゴルファー生活60周年」という節目の年に、文化功労者に選出いただき、大変うれしく思っています。
ゴルフは私の天職であり、「ゴルフがうまくなりたい」それだけを考え国内のトーナメントを中心にプレーした後、海外ツアーにも挑戦しました。
その中で、海外でチャリティ目的のゴルフトーナメントに参加し、チャリティの大切さを学び日本でも開催したいと思い、レジェンドチャリティプロアマトーナメントを王貞治さんと日野皓正さんのお力を借りて立ち上げました。
当初は3年のつもりで始めましたが、多くの方々の協力で、10年続けることができ、多額の寄付を多方面にお送りすることができました。
友人である島田幸作プロとの約束で日本ゴルフツアー機構の会長に就任し、色々と苦労もしましたが、自分なりに精一杯頑張りました。
この度、名誉ある文化功労者に選出いただけたことは、長年、私を支えてくれた周りの方々のお陰だと心から感謝しております。
ありがとうございました。
プロゴルファー青木功