中島啓太は地元の日本OPで6位 攻めの姿勢も「75」
◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 13(最終日)◇東京ゴルフ倶楽部(埼玉)◇7251yd(パー70)◇晴れ(観衆6382人)
大ギャラリーが囲んだ18番グリーンには、悔しさと申し訳なさを胸に上がった。2打目をグリーン左サイドのバンカーに外して3オン。ボギーパットを沈めると、中島啓太は通算4オーバー6位で地元のナショナルオープンを終えた。
5位から出た最終日は、前半でスコアを4つ落として後退。後半は8ホールでパーを重ね、「最後は獲りたかったんですけど、それもうまくできなくて」とボギーフィニッシュ。「見に来てくれた皆さんには、申し訳ない」と、首位から臨んだ週末のふがいなさを悔やんだ。
3日目からティショットに苦戦し、最終日のフェアウェイキープ率は35.714%(5/14)。ラフからでは、なかなかバーディチャンスは作れない。序盤にラフからの2打目が続く中、優勝を目指して果敢に攻めた。難度の高い3番は左のラフから迷わずグリーンを狙ったが、左の林に入って3打目は出すだけ。4オン2パットのダブルボギーをたたき、「狙った結果なので、仕方がない」と振り返った。
バーディなしの3ボギー1ダブルボギー「75」でホールアウト。「もっとバーディを獲るところを見せたかったけど、それを許してくれるセッティングではなかった」と、苦い思いでプレーを終えた。
一方で、欧州ツアーを転戦する中で久々となった日本の芝で6位という成績を残せたことには及第点を与える。日本で試合に出るのは4月「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」以来。「日本オープンでトップ10にいられるのも、そんなに簡単なことではない」と話した。
この後は一週間のオフを挟んで主戦場の欧州ツアーに戻る。24日開幕の「ジェネシス選手権」(ジャック・ニクラス・ゴルフクラブ・コリア/韓国)に出場する予定だ。「せっかく日本にいるので、リラックスしながら韓国に向けて準備します」と話した。(埼玉県狭山市/谷口愛純)