2024年 KBCオーガスタ

木下裕太が距離計測器を使用して失格

2024/08/23 11:18
第2ラウンド途中で距離測定器使用が違反と気づき失格となった木下裕太

◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタ 2日目(23日)◇芥屋GC(福岡)◇7274yd(パー72)◇

ツアー2勝の木下裕太が距離計測器を使用したため、ジャパンゴルフツアーローカルルール競技の条件14の規則4.3(※)違反で失格となった。国内男子ツアーで同規則違反での失格は3人目で、今年は初めて。

木下はこの日午前8時から第2ラウンドをスタートしたが、前半2番のプレー中に同伴競技者による指摘で違反に気付き、自ら競技員を呼んで確認した。「74」でプレーした初日も使用していたため、第1ラウンドでの失格となった。

木下は初日スタート前に「関係者らしき人に使用の可否を確認し、『使用して問題ない』という回答を得た」ことで勘違いしてしまったという。

距離測定器は、R&A(ロイヤル・アンド・エンシェントゴルフクラブ・オブ・セントアンドリュース)とUSGA(全米ゴルフ協会)によるルール改正で2019年から使用が認められた(ローカルルールによる使用制限は認める)。ただし、国内男子ツアーは「ローカルルール及び競技の条件」を設けることで、使用を原則禁じており、今季はセルフプレー可の「For The Players By The Players」と「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」のみ使用を認めている。

※【ジャパンゴルフツアーローカルルール競技の条件14.距離計測器】(抜粋)
規則4.3a「認められる、禁止される用具の使用」の(1)「距離や方向に関する情報を得ること(例えば距離測定機器やコンパス)を認める」を次のように修正する。
ラウンド中、プレーヤーは電子的な距離計測器を使用して距離情報を得てはならない。
注1:委員会承認の競技は除く(例えば、セルフプレーを認めている競技)。
注2:距離以外に高低差の情報は得てはならない。

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