国内男子ツアー

アジアンツアーファイナルQTレポート(1)

2010/01/12 16:31
バンコクから市街地を抜け、どんどん南下。どのドライバーもかなり飛ばしている

先週「ザ・ロイヤルトロフィ」が行われたタイ国内で、今週末にはアジアンツアーのファイナルQTが開催される。大会は13日(水)から16日(土)までの4日間72ホールで争われ、2日目に上位100位タイまでで予選カット。4日目を終えて上位40位タイまでの選手に、翌年のカテゴリー14*のシード権が与えられる。(*欧州ツアーとの共催競技以外はほぼ出場可能)数回に分けて、このファイナルQTの模様を皆さんにお伝えしたいと思う。

まず、ファイナルQTの会場についてだが、バンコクから南西に車で2~3時間ほど走ったホアヒンという町近くのスプリングフィールドヴィレッジG&Sと、パームヒルズGRの2会場が舞台となる。予選2日間はそれぞれのコースを18ホールずつラウンドし、決勝はスプリングフィールドのみを使うという。とはいえ、この前週に行われていたファーストステージは当初2会場の予定だったが、エントリーが多かった為に急遽3会場に変更されたというから、油断は出来ない。

コース内にある大きな木。ご神木(?)のようにカラフルなテープで飾られていた。

バンコクからの移動はチャーターした車やタクシーで行う。タクシーの場合、料金は2000Bから4000B(6千円~1万2千円)。会社や代理店によって値段はまちまちなので、注意が必要だ。私の場合、ロイヤルトロフィのオフィシャルホテルから同会場に行くアジアンツアーのスタッフとJGTOの競技委員である小山俊一さんが手配したバンに同乗させてもらうことができ、快適な移動が出来た。

JGTOの競技委員として、このQTでも競技委員を手伝う小山さん。アジアンツアースタッフとも顔見知りだ

現地に到着した月曜日に、早速スプリングフィールドのコースを視察。小山さんの運転するカートに乗せてもらい、18ホールを回る。コースは比較的オーソドックスで、ラフはふかふかのティフトンながらあまり深くは無い。林間とまではいかないが、多くの木が植えられており、雰囲気は日本のコースに近く感じた。

普通のトーナメントと同じように、スポンサーが付き、大会として運営されている

既に会場にはティボックスや看板が設置されていた。さらに、後半のグリーン付近にはテレビ中継用の足場まで組まれている。ギャラリーの入場も可能で、日本のQTとは違ってQT自体が一つの大会と見なされているのが新鮮だ。