池田勇太、感謝の集いで男泣き

今季4勝を挙げて賞金ランク2位と大躍進を遂げた池田勇太が18日（金）、都内で『池田勇太感謝の集い』を開き、青木功や元プロ野球選手の佐々木主浩氏ら、駆けつけた大勢の出席者を前に号泣しながら感謝の気持ちを伝えた。

羽織袴に袖を通し、堂々とした振る舞いで登場した池田。だが、壇上に上り言葉を発した途端、声につまり大粒の涙が溢れ出た。「これだけの著名人の方を始め、1,000人近い方が集まっていただき感謝しています。今年は4勝もできるとは思っていませんでしたが、皆さんに支えられていたことを改めて実感しています」。普段の豪胆なイメージから想像できない、若大将の男泣きだった。

開場前には会見を行い、「（フル参戦）1年目で、まさかこういう感謝の集いができるとは思っていなかった。最高の1年でした」と話した池田。だが、シーズン途中で痛めた腰の状態は今も思わしくなく、「（来年）1月はケガを直して、2月から球を打ちたいと思っているけどまだ分からない」と、来シーズンは不安を抱えての始動となる。

今年末の時点で世界ランク50位以内の選手に与えられる「マスターズ」の出場資格も、ほぼ確実な状況（18日現在で33位）。来シーズンは、他にも世界ゴルフ選手権（WGC）など海外ツアーへの出場が増えることが予想される池田だが、まずは全力で戦える身体への回復を祈るばかりだ。

なお、来年1月8日（金）から開催されるアジアVS欧州の団体戦「ザ・ロイヤルトロフィ」に石川遼とともに出場予定だったが、腰痛のために欠場する意向を明らかにしている。