2009年 Hitachi 3Tours Championship 2009

【GDO EYE】最終決戦は大フィーバー、そして大混乱

2009/12/14 11:24
今大会でしか見られない競演を一目見ようと大勢のギャラリーが詰め掛けた

男子、女子、シニアと、国内3大ツアーの団体戦「Hitachi 3Tours Championship 2009」が閉幕した。今年はともに初の賞金トップに輝いた石川遼横峯さくらが出場。開幕前から大きな話題を呼んでいたが、その盛り上がりは大会関係者の予想をも超えるものだった。

豪華な競演を一目見ようと、会場に足を運んだギャラリーは9,716人。今大会はこれまで2日間競技だったが、1日競技となった今年のギャラリー数だけで、過去4回の2日間総ギャラリー数(それまでの最高は08年の7,645人)を越えてしまったほどだ。その状況に、スタート前の午前7時30分ごろから会場である千葉県市原市付近は大混雑に見舞われた。

出場選手も少なくスタート時間の幅が短いため、500台から1,000台の車が各方面から集中。市原ICからコースへ続く道路は、約10キロに渡る大渋滞となった。通常ならば30分ほどで到着する道のりも、混雑により1時間から2時間、中には3時間かかったという人も。コースや大会事務局には、苦情や問い合わせも含めて約200件の電話が殺到したという。

出場選手もこの騒動に巻き込まれた。開会式の開始予定時刻は8時15分。7時30分ごろに到着予定だった宮本勝昌は8時30分の会場入りとなり、当初のスタート予定時刻を20分遅らすことに。今大会の、そして昨今のゴルフ人気を物語るようなハプニングとなった。来シーズンも、男女ツアーともに大きな盛り上がりを確信させてくれるような1日となった。(編集部:塚田達也)

2009年 Hitachi 3Tours Championship 2009