2009年 ゴルフ日本シリーズJTカップ

池田は会心のイーグルで流れを掴み、残り36ホールへ

2009/12/04 17:27
終盤にようやく流れを掴み、笑顔で最終ホールを終えた池田勇太

「ゴルフ日本シリーズJTカップ」初日は、腰痛に追い打ちをかけるような冷たい雨にも祟られて最下位スタートとなった池田勇太。2日目は快晴に恵まれ、気温も7度近く上昇。「今日は全体的にメチャクチャ悪いことはなかったね」と、前半を1バーディ、2ボギーで折り返す。

気温の上昇も追い風になったのか、「後半の方がラクだった」という池田は16番までパーセーブを続ける。17番パー5では2オンに成功し、4.5メートルを捻じ込んでイーグルを奪い、バンザイをしてギャラリーの歓声に応えた。「厳しいラウンドの中でイーグルは大きかった。(今週は)ティショットがいい所に行ってもアイアンが打てていなかったけど、あれはティショット、セカンド、パットと全部が良かった。それでイーグルだったという実感が、そのままバンザイに繋がったんだと思う」と、久々となる会心の流れを素直に喜んだ。

だが、この日1ストローク伸ばして22位タイに浮上したとは言え、首位とは10打差と厳しい状況は変わっていない。さらに明日は天候の崩れが予想されており、「明日も雨だし、どうなるんだろう」と不安は隠し切れない。

不利な状況は多いが、「いい流れにはなってきた。明日、明後日と(流れを)切らさないように、1つでも良い順位で上がれるようにしたい。まだ何があるか分からないし、そういう気持ちでやるしかないよね」と先を見据える池田。まずは明日、悪天候の中での戦いを無難に乗り切りたいところだ。

2009年 ゴルフ日本シリーズJTカップ