2023年 日本ツアー選手権

宍戸で4大会ぶり5度目に「対策を練らないと」 石川遼は今季初予選落ちへ

2023/06/02 16:47
雨粒が垂れて邪魔にならないよう、キャップのつばは後ろに

◇国内メジャー◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 2日目(2日)◇宍戸ヒルズCC西コース(茨城)◇7430yd(パー71)◇雨(観衆680人)

石川遼は3バーディ、3ボギー2ダブルボギーで連日の「75」とスコアを落とし、通算8オーバー暫定100位で予選ラウンドを終えた。今季出場6試合目で初の予選落ちが濃厚となった。

大雨の中、両手にグローブをはめてのプレーは1番から出端をくじかれた。前日に続いてティショットを右に曲げ、グリーンを狙ったセカンドが枝に当たってOB。ダブルボギー発進でカットラインが遠のくと、ピンに絡めた3番(パー3)でバーディを奪っても反撃ムードを高めるスイッチとはいかない。

7番(パー3)ではティショットがキャリーで手前の池に消え、再びのダブルボギー。先に同組の2人が打ったときにはフォローの風が吹いており、「無風でも届くくらいの(クラブ)ジャッジをしていたけど、飛んでいるときにアゲンストになってしまった」。水しぶきを上げたボールを驚いたように見送るしかなかった。

両手に雨用のグローブをはめてのプレー

サスペンデッドで21組60人がプレーを残しているが、宍戸では2018年以来4大会ぶり5度目の予選落ちが濃厚。ティショットの右へのミスが林やOBでトラブルに直結するホールも少なくないコースで、ドローがかかりきらないショットからタフなセカンドを強いられるシーンも散見された。

「来年以降(さらに)対策を練って、またチャレンジしていきたい」。次週ASO飯塚チャレンジドに出場したのち、2年ぶりの全米オープンへ向かう予定だ。(茨城県笠間市/亀山泰宏)

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