3月に大学卒業 初シードの22歳・平田憲聖が新シーズンへ抱負
大阪学院大4年の平田憲聖(けんせい)が21日、ブランドアンバサダー契約を結ぶミズノ社の新製品発表会後に取材に応じ、新シーズンに向けて抱負を語った。
大学生ルーキーとして臨んだ昨季は20試合に出場。6月の国内メジャー「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」で7位に入るなど、賞金ランキング58位に入り初シードを獲得した。多くの収穫とともに、プロとして初めて年間を通して戦ったからこそ得られた“学び”があったという。
「去年はほとんどのゴルフ場が初めて回るところだったのでコースマネジメントが不十分なところもあったけど、去年一年間を戦った経験は生きると思う。自分が回っていて、このピンポジに対してはこういうミスをしていた、とかは試合でしか得られないものなので、今年も同じシチュエーションになったらそれが生きてくる」
1月末からは沖縄で2週間の合宿を張り、充実のオフを過ごした。「プレーの全ての技術を高められるように取り組んだ。去年はできなかった体力面のトレーニングもできたので、これをシーズン中も継続できたら自分の目標にも近づけると思う」と自信をのぞかせた。
この日の発表会では新ドライバー「ST-X 230」「ST-Z 230」を手に持ち、「ゴルフはほとんどミスのスポーツだけど、ミスに強い。安心して飛ばせる」とアピール。小林正則、武藤俊憲、小鯛竜也、時松隆光の先輩4人と掛け合いながら契約プロの務めを果たした。
すでにツアーで勝利を挙げている蝉川泰果や中島啓太、女子では西村優菜や吉田優利らといった“プラチナ世代”と同学年で、3月には大学の卒業式が控えている22歳。2023年シーズンは開幕戦「東建ホームメイトカップ」(3月30日~/三重・東建多度CC名古屋)からスタート。昨季の経験を糧に、ツアー初優勝を目指す。(編集部・内山孝志朗)