2009年 三井住友VISA太平洋マスターズ

今野康晴、「日本オープン」の惜敗を糧に首位浮上

2009/11/13 19:34
田中秀道と健闘を称え合う今野康晴。“無我夢中”のプレーで4年ぶりのタイトルに挑む

昨年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」最終日、プレーオフで片山晋呉に惜敗した今野康晴が、この日のベストスコアとなる「67」をマーク。2位に2打差をつける単独首位に浮上し、「上出来です」と笑顔を見せた。

前半の15番ではチップインバーディ、後半の6番では10メートルを沈めてイーグル。7番では15メートルのバーディパットを沈めるなど、派手なプレーを披露。「去年から(コースとの)相性が良いですね。それまでは良くなかったんですけど…」との言葉通り、首位に立ったのは昨年の今大会以来1年ぶりとなる。

「何も考えず、無我夢中でやっていた方がいいのかな、と思うようになった」と話す今野。その考えの元となったのが、17番で2メートルのバーディパットを外し、最終的にプレーオフで惜敗する結果となった今年の「日本オープン」最終日だ。「“入れたらチャンスがあるな”なんてことを思ってたらミスパットした。何も考えずストロークに集中していれば入ったと思う」。その経験を踏まえた上で、「そうしたところを反省しながら、集中してやりたいですね」と、自らに言い聞かせていた。

2009年 三井住友VISA太平洋マスターズ