14年ぶり群馬開催 矢野東「ザ・地元臭を出します」

◇国内男子◇For The Players By The Players 事前（5日）◇THE RAYSUM（群馬）◇7137yd（パー71）

国内男子ツアーでは2008年メジャー「日本プロ」以来となる群馬開催。矢野東は14年ぶりとなる地元大会にも「調子は良くないです。今シーズンの成績通り。全てが良くない」と下を向く。

直近5試合で予選通過は2試合。賞金ランキングも114位と低迷する。不振の理由についても「それが分かっていたらもっと早く修正している」と話すにとどめた。

同コースで開催された08年日本プロでは7位。コースは4年間に及ぶ改修を経て「グリーン周りに修正が入っていて難しさは上がっている。ただ、フェアウェイコンディションもいいし、グリーンコンディションもいいので、かなりスコアは出る」と見ている。

実家から車で15分の距離で、キャディは甥が務める。「応援団も駆けつけてくれると思うので。ザ・地元臭を出してやります」。まずは昨年11月「カシオワールド」（9位）以来のトップ10を目指す。

同じく群馬出身の小林伸太郎も練習ラウンドで最終調整した。前週「バンテリン東海クラシック」は53位。「ドライバーがちょっと悪かったので、その調整をしました。調子はまあまあ」と話した。

矢野と同じく実家から15分。「ジュニアの頃から応援してくれる人が来てくださる。地元の力を糧に頑張っていきたい」と気合を入れた。5月「ミズノオープン」（6位）以来となるトップ10でファンを喜ばせたい。（群馬県安中市／玉木充）