ポイント制、4人1組の新方式 欠場者続出も宮里優作「若手にチャンス」
◇国内男子◇For The Players By The Players 事前(5日)◇THE RAYSUM(群馬)◇7137yd(パー71)
練習ラウンドを終えたベテラン42歳の宮里優作が若手に期待した。「若い選手含めてですが、自分のきっかけにしてもらいたい。この試合勝って、また次に活躍するモチベーションにしてもらいたい」と話した。
2週前の「パナソニックオープン」では21歳アマチュア蝉川泰果(東北福祉大)が優勝。前週「バンテリン東海クラシック」は22歳・河本力が制すなど、国内男子ツアーでは若手の勢いが増している。
今週は「選手による、選手たちのための試合」と位置づける新規大会だが、石川遼(腰痛)、大西魁斗(同)、片山晋呉(同)ら直前に欠場者が続出した。
「スケジュールが選手もとれなくて。何人か休んでいますが、若手にチャンスが回ってきたのも確か」。大会はコロナ禍の人員不足で5月から10月開催に変更され、また次週にはPGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」(千葉、アコーディア・ゴルフ習志野CC)も控える。
今大会は通常のストロークプレーではなく、各ホールのボギー、パー、バーディといったスコアに応じたポイント制で競うステーブルフォード方式(※)を採用する。
PGAツアー参戦時に経験のある方式だが、「普段どおり行けばいいかと思うが、ある程度は攻めないと上位にいかない。ピンを狙っていく感じ」と戦略を話した。
また、今大会は出場人数(128人)の関係から国内男子ツアーでは極めて珍しい4サムでのプレーとなる。「地方オープンは4人でやっている。プロ4人はなかなかない。あんまり違和感ないですね。大丈夫な感じ」と話した。
初日は石坂友宏(23歳)、勝俣陵(26歳)、坂本雄介(24歳)と20代とのプレー。「あしたは1人だけ42歳。介護してもらおうかな」と冗談を飛ばした。(群馬県安中市/玉木充)
※ポイント配分
アルバトロス8ポイント、イーグル5ポイント、バーディ2ポイント、パー0ポイント、ボギー-1ポイント、ダブルボギー以上-3ポイント