星野陸也の「正念場」 米下部ツアー最終予選会のチケットかかる
2022/09/28 17:21
◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 事前情報(28日)◇三好CC西コース (愛知)◇7300yd(パー71)
街道沿いにデカデカと掲げられた自分の写真はうれしくもあり、なんだか気恥ずかしい。しかも、隣に映るのは渋野日向子とタイガー・ウッズ。星野陸也は今回起用された「バンテリン」の広告看板を見て「自分でいいのかなという気持ちになりました」と笑う。興和(本社・名古屋市中区)と所属契約を結んで2回目、今年のホスト大会は勝負どころになった。
シーズン序盤の勢いは夏場になって衰えた。6月初旬の「BMW 日本ツアー選手権 森ビル杯」まで出場6試合で全てトップ10入り。海外と行き来をした季節を終え、その後の直近8試合は優勝争いにすら近づけていない。ベスト体重になかなか戻らない影響もあって「トップ10にこんなに入れないのは…」と悩ましい。
「今週は正念場。なんとしても頑張らないといけない」というのは、来年の“職場”をかけた挑戦のこともある。PGAツアー下部コーンフェリーツアーの予選会(Qスクール)のファイナルステージ(11月)に出場するためには、10月10日時点での日本ツアー賞金ランキングで5位に入る必要がある。星野は現在8位。ボーダーライン上の岩田寛には362万円差で、逆転には今大会の上位進出が必須だ。
この2週で1Wをダンロップの未発売モデルにスイッチして復調の兆しが見え始めた。「前半の良いイメージを取り戻して優勝争いをしたい。ホストプロとしての大会で優勝できたら一番良い」と気持ちを高ぶらせた。(愛知県みよし市/桂川洋一)