米3勝のキム・シウーが“同僚”アダム・スコットから授かった助言

◇国内男子◇シンハン ドンヘ オープン 初日（8日）◇KOMAカントリークラブ（奈良県）◇7065yd（パー71）

米PGAツアー3勝のキム・シウー（韓国）が7バーディ、1ボギーの「65」で回り、6アンダー4位と順調に滑り出した。日本、韓国、アジアの3ツアー共同主管の大会で「韓国の地での開催ではないが、久しぶりにリラックスして韓国のツアーに参加できてうれしい」と話した。

「シーズン全体で見たら良かったが、最後の2、3週のパターが良くなかったことでストレスが大きかった」と、7月「全英オープン」の時にも手にしていた通常の長さのパターを手放し、今週から長尺パターを実戦投入した。

使い始めたきっかけは、世界選抜としてメンバーに選出されたプレジデンツカップの練習ラウンドで、アダム・スコット（オーストラリア）から練習用として勧められたことだったという。

「練習で使ったら良かったので、試合にも、と思って今回使った。最初はパターが新しくて心配だったけど、いつものパターよりうまく使えていいスコアを出す助けになった」と納得の表情を見せた。

首位と3打差のスタート。“第5のメジャー”と称される「ザ・プレーヤーズ選手権」を2017年に史上最年少で制覇した27歳の実力者は、「参戦する以上は優勝を目標に持っている。優勝することで、PGAツアーの試合にも自信感がもてるようになり、試合にも良い影響があると思う」と頂点を見据えた。（奈良市／内山孝志朗）