BGMは「トップガン」 清水大成がリベンジ狙う首位発進
2022/08/25 19:16
◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 初日(25日)◇芥屋GC(福岡)◇7191yd(パー72)
大会恒例、選手が自分で決めるスタートホールの入場曲は映画「トップガン マーベリック」の挿入歌にした。「映画を見に行って、すごくカッコよかった」と頭に残った歌のタイトルは「I Ain't Worried(不安なんてない)」。7アンダー単独首位で発進した清水大成は、悔しい思いをした昨年のリベンジを目指す。
同じく首位で発進しながら、2日目から崩れて73位で終わった昨年大会。「ここから落ちていくようでは成長していない」と表情を引き締める。インスタートのこの日は12番から3連続バーディで飛び出すと、大きなピンチもなく8バーディ、1ボギーの「65」でホールアウト。「ストレスなく回れました」と地元の福岡で好発進を決めた。
ツアー屈指の飛距離を誇る飛ばし屋は、持ち味のドライバーショットに加えてパッティングがさえた。前週の「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」最終日は短い距離を決められず、3パットが3度もあった。
気分転換にと、今週は高校時代から愛用するピン型のパターを手放してマレット型に変更。「ヘッドが大きい分、方向を出しやすいし芝目に出球が負けていない」とかみ合い、好スコアにつながった。
初の賞金シード選手として戦う今季はトップ10が3度。ルーキーシーズンとなった昨年と比べ、実力もつけてきた。「落ち着いて、普通にやればアンダーを出せるはず。気負わずプレッシャーをかけ過ぎず、同じリズムで回れたら」と、あすも大ヒット映画の挿入歌をBGMにティオフする。(福岡県糸島市/谷口愛純)