「日本OP」を制した小田龍一、2週連続優勝のチャンス

前週の「日本オープン」でツアー初勝利を飾った小田龍一が「ブリヂストンオープン」3日目を終えて首位に2打差の3位タイに浮上し、2週連続優勝へのチャンスを迎えている。

「日本オープン」の激戦を制したことで、知名度が一気にアップ。今週の開幕前から多くのサインを求められるなど周囲の見る目が明らかに変わった中、「まだそれだけの自信がないんです」と沈痛な面持ち。今週も優勝争いに加わっているものの、「どう考えても曲がるイメージがある」と自信を植え付けるまでに至っていないようだ。だが、「自信がないので開き直るしかないんですが、いい開き直り方ができていると思います」と、気持ちの切り替えが好スコアに繋がっていると話す。

以前よりも多くのギャラリーが小田の後に続くようになり、「エチケットやマナーを心がけえるようになった」とも。愛煙家である小田は、喫煙時もギャラリーから隠れる場所に移動するように心がけているという。さらにラウンド中にゴミを拾ったり、歓声や掛け声にも1つ1つ丁寧に応じる姿勢を見せている。

多くのギャラリーの前でプレーをして成績を残すことは、何よりも自信を植え付ける早道にもなるはず。周囲の環境により、少しずつ変化が起きている小田。明日の最終日の結果が、次にどのような変化をもたらすのか楽しみだ。