スコアは同じでも手応えが違う 稲森佑貴は中身の濃い「66」
2022/06/25 19:22
◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 3日目(25日)◇西那須野CC(栃木県)◇7036yd(パー72)
「3日目にしてやっと手応えのあるゴルフができた」。ボギーフリーの6バーディ「66」をマークして首位と1打差の2位につけた稲森佑貴が、納得の表情を見せた。
「初日はチャンスのパットを外してしまった。2日目は『66』だったけど、ティショットがうまくミートできなくて“なんちゃって”でフェアウェイキープだったのでアイアンでカバーしていた」。3位で決勝ラウンドに進んだものの、予選2日間のプレーは納得できるものではなかった。
「きょうは同じ6アンダーの『66』でも、ちゃんと中身の濃い自分のゴルフができた」。2日目と同じスコアでも、その手応えは全く違う。「きのうまではホールの景色が狭く見えてしまって(ティショットを)当てに行って距離が出てなかった。きょうはせっかく予選を通ったので、思い切ってしっかり振りにいった」
大会3日間のフェアウェイキープ率は全体トップの「90.476%」を記録。2015年から6シーズン連続でフェアウェイキープ率1位を誇る“ミスター・フェアウェイ”は、振りに行っても曲がらない。
10カ月ぶりに食い込んだ最終日最終組で、今季2勝目を獲りに行く。「きょうのティショットもあしたに引き継げるように。フェアウェイからピンをデッドに攻めてバーディメークしていければ優勝争いに」と力を込めた。(栃木県那須塩原市/内山孝志朗)