7位でベストアマも「情けない」 中島啓太の次戦はダイヤモンドカップ
◇国内男子◇中日クラウンズ 最終日(1日)◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557yd(パー70)
通算8アンダー7位でベストアマチュア賞に輝いた中島啓太(日体大)だったが、「チャンスを作って、パッティングで勝負できればいいなと思っていたんですけど、ショートばっかりしていた。そこが情けない」と最終日をシビアに振り返った。
4打差6位から、1番で10m近いロングパットを沈めてバーディ先行。パー5の2番も獲って2連続とし、6番でもラフからショートアイアンでピンに絡めてトータル10アンダー。一気にトップへ迫った。
続く7番も右4mほどのチャンスだったが、ラインに乗ったバーディトライはカップを目前にして止まった。「7番でショートしましたし、8番は絶対にカップをオーバーしよう、と。そんなに引きずらなかった」という8番の3パットボギーよりも、カップに届かせることができなかった7番や9番、強気に打ちきれなかった12番といった2パットパーが悔しい。
折り返しの前から雨が降り始め、水を含んだグリーンは明らかに重くなった。それでも「対応していかないといけない。もっと勇気をもってできれば、(結果も)変わっていたのかなと思います」と毅然と言った。
次戦は2週後の「アジアパシフィックダイヤモンドカップ」(茨城・大洗GC)。6月「全米オープン」(マサチューセッツ州ザ・カントリークラブ)からは、帰国せずに7月「全英オープン」(スコットランド・セントアンドリュース オールドコース)まで長期の海外遠征を予定している。
最強アマチュアとして戦う時間は残り少なくなっていく中、「もっと強くなりたい。後輩にも何かを残さないといけないですし、ちゃんと準備して1試合1試合、ベストを尽くせるように」。高い意識で歩みを進めていく。(愛知県東郷町/亀山泰宏)