BMWが国内メジャー「ツアー選手権森ビル杯」の冠スポンサーに 優勝者に欧州ツアー出場権
ビー・エム・ダブリュー株式会社は7日、国内男子メジャー「日本ゴルフツアー選手権」とタイトルスポンサー契約を結んだことを発表した。今年から「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」と新たな名称に変更される。
6月2日開幕の同大会(茨城・宍戸ヒルズCC西コース)優勝者には、ドイツ・ミュンヘンで6月に行われるDPワールドツアー「BMWインターナショナルオープン」(6月23日~/ゴルフクラブ・ミュンヘンアイヒリード)の出場権が与えらえる。
この日、都内で行われた記者会見には同社のクリスチャン・ヴィードマン代表取締役社長のほか、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長、2019年大会覇者でジャパンゴルフツアー選手会副会長の堀川未来夢が出席した。
2003年から同大会に優勝副賞の自動車を提供してきたビー・エム・ダブリューのヴィードマン社長は、今回の契約について「BMWはこれまで30年以上にわたって世界のトッププロゴルファーたちを支援してきた。我々の活動とゴルフとの関わりはとても深く非常に重要であることから今回の決断に至った」と経緯を説明した。
同社は現在、PGAツアー「BMW選手権」やDPワールドツアー(欧州ツアー)の旗艦大会「BMW PGA選手権」などのタイトルスポンサーを務めており、日本ツアーでは男女を通じて今回が初となる。
青木会長は「BMWさんがタイトルスポンサーについていただけることはとてもうれしく、大会のグレードがさらに上がる」と感謝を述べ、「名実ともに日本一の大会になるべく、三者(JGTO、BMW、森ビル)が一体となってこの大会をさらに大きく育てていきたい」と語った。
今年1月に選手会副会長に就任した堀川も「絶対に優勝したいトーナメントのひとつ。日本ツアーのレベルがさらに上がることは間違いない。世界につながるトーナメントなのでさらに気合が入る」と目を輝かせた。
前年大会の覇者である木下稜介もビデオでコメントを寄せ、「今年は連覇がかかっているのでさらに気合を入れて臨む。車が大好きなのでとても楽しみな大会」と意気込みを示した。
新たに欧州ツアーへの扉を開くことになり、青木会長は「選手たちには、優勝したら欧州ツアーに出られるということをモチベーションに試合に臨んでほしい」と期待を寄せた。