金谷拓実が最終戦にかける思い「調子関係なく“ただやるだけ”」
2021/12/01 18:21
◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 事前(1日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)
「もう調子うんぬん関係なく“ただやるだけ”。悔いが残らないように自分のすべてを出し切りたいなと思います」。シーズン最終戦の開幕前日、いよいよ始まる4日間の戦いへ金谷拓実は思いをぶつけた。
前週「カシオワールド」は最終日を「67」で回るもトップとの差を詰められずに4位で終えた。望む結果が得られなかっただけに、最終戦では「ただただ後悔の無いようにやりたいなと思います」とした。今大会は2年連続2回目の出場。前年は初日を「67」で回り、最終的に5位で締めた。
プレー経験があるからこそ、コースの難しさも痛感する。「(グリーン)手前に外してアプローチをちょっとでもオーバーしちゃうと難しいパットが残ってしまう。欲だったり、そういう自分との戦いなのかな」。最後はパッティング勝負と目されるなか「迷いなく打ち切ることが大事」と言い切った。
プロ転向して2年目だが、新型コロナウイルスの影響で2020―21年と統合された今季がルーキーシーズンに変わりない。賞金王のタイトルはもちろん、優勝して現時点で54位の世界ランキングを年末時点で50位以内に上げられれば、来季の「マスターズ」出場権も手にできる。「来年に弾みがつくようなプレーをしたいです」と目をぎらつかせた。(東京都稲城市/石井操)