ウォーターショットの稲森佑貴に嫉妬? 時松隆光が大満足のイーグル締め
2021/11/12 17:26
◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 2日目(12日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)
最終18番(パー5)、残り240ydから5Wで4mほどのイーグルチャンスにつけていた時松隆光。しかし、グリーンを取り囲むギャラリーを先に沸かせたのは、セカンドをグリーン右サイドの池に入れてウォーターショットを披露した稲森佑貴だった。
大喝采を浴びる稲森が素直にうらやましかったという時松。「すごい歓声だった。“やられたらやり返す”じゃないですけど、もう一発、僕にも歓声をいただけないか、と。その思いがボールに乗ってくれた」。真っすぐ、しっかりと打ったイーグルパットは「カップを左からなめ回すように入ってくれました」とまさに気持ちでねじ込んだ。
2日間を通じたパーオン率52.78%(19/36)はフィールド59位。少しずつ上向く気配を感じているショットだが、まだまだ納得の出来には及ばない。それでも「グリーンに乗らない分、アプローチとパターは人より数をこなしているので、さえている。いろんなシチュエーションで(寄せを)やってますから」
2020-21年シーズンで最もハイスコアの7オーバーカットというガマン大会だからこそ、粘り強さが生きてくる。
通算2アンダーで首位と2打差の5位。「(イーグルで)たくさん歓声をいただけたので、気持ち良く寝たいと思います」。2018年「関西オープン」以来となるタイトルを目指す週末へ、最高の締めくくりとなった。(静岡県御殿場市/亀山泰宏)