金谷拓実は不満の最終日 中島啓太のアジアアマ優勝に喜びも…
2021/11/08 07:45
◇国内男子◇マイナビABCチャンピオンシップ 最終日(7日)◇ABC GC(兵庫)◇7217yd(パー72)
3打差を追い8位から出た金谷拓実は終盤に伸ばしきれず、通算11アンダーの7位で終えた。終盤は組のプレーペースについて競技委員から注意を受ける一幕があり、「最後はバタバタしながら」とこぼす上がり3ホールとなった。
願いを込めた最終18番(パー5)。1Wショットはフェアウェイに落ちたが、右サイドの木に当たって戻ったものだった。205yd弱の距離が残った2打目、左足下がりのライからグリーン手前の池に落として万事休す。「イーグルを取らないといけなかった。ひどいショットだったので残念です」とボギーフィニッシュにため息をついた。
週末は前の組との間隔が詰まるホールが多く、優勝争いでも「ずっと待ちながらプレーしていた」と振り返る。ところが、後半16番(パー3)で組全体が突然ペースアップを促され、3選手が難しい2打目を強いられたホールを終えると、17番でいきなり競技委員から警告が入った。「仕方ないことですけど、もうちょっとなんか…。事情は分からないですけど。もうちょっと集中を…(したかった)。そういうのも慣れなのかもしれないけれど。次はもっといいプレーをしたいと思います」
前夜はアラブ首長国連邦で行われた「アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権」の中継を観戦。「すごくハラハラ、ドキドキした」と中島啓太の優勝を喜び、さらに言葉を求められたが「うれしいことなんですけど、今はうれしくしゃべれない。すみません」と後味の悪さが残った。(兵庫県加東市/桂川洋一)