2021年 ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ

「勝ちたかった」 植竹勇太は5打差守れず初V逃す

2021/10/31 18:40
5打差を守れず悔しい敗戦となった

◇国内男子◇ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ 最終日(31日)◇美浦ゴルフ倶楽部 (茨城)◇6988yd(パー71)

最後はサンデーバックナインが課題となった。5打差の単独首位から出た植竹勇太は1オーバー「72」とし、通算15アンダー2位で終幕。1組前で回っていた同い年の池村寛世に初優勝をかっさらわれた。

「勝ちたかった。トップでのプレッシャーを考えないようにしていたけど、後半に入ったら意識しちゃうというか…。経験が足りないというのもありました」

前半は同組で回った谷原秀人をはじめ、後続からのプレッシャーをはねのけるようにプレーしていた。1番でピン手前3mを沈めてパーセーブし、2番(パー5)で3打目をピンに絡めてバーディを先行。4番で3パットのボギーを喫したが、5番(パー3)で6mほどを流し込んで取り返した。

後半に折り返したときは3打差をキープしていたが、実質プロ4年目にしてめぐってきた初優勝への重圧は大きくのしかかった。終盤の15番ではティショットを打つ前にスコアを確認して2打差に詰められていることを知ったが、痛恨のボギー。16番もボギーとして首位を明け渡した。

東北福祉大学の先輩と後輩のふたり

ホールアウト後は同組の谷原秀人から「もうちょっと落ち着いてプレーしたら大丈夫だよ」と声をかけられた。「この結果を受け止めてまた成長できると思うので、次に向けて勝つ準備をしていきたいです」

「池村が本当にナイスプレーでした。先を越されたのは悔しいけど、あいつで良かった」と勝者をたたえた。この経験を糧に次こそは雄姿を見せたい。(茨城県美浦村/石井操)

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