ドライバー「0」→「9」 今平周吾の攻めが激変したワケ
2021/10/08 18:34
◇国内男子◇ブリヂストンオープン 2日目(8日)◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース (千葉)◇7119yd(パー71)
大会史上初の3連覇がかかる初日、今平周吾は一度も1Wを握らなかった。この日は一転、パー3を除く14ホールのうち9ホールで使用した。「ちょっとつかまっていたんで、(ライ角を)フラットに」と調整を経て投入した。
今春には試合で使い始めていた「ヤマハ RMX VD ドライバー」。2020-21年シーズン初勝利となった9月「フジサンケイクラシック」では、慣れ親しんだ「ヤマハ RMX 116 ドライバー」にスイッチした状態だった。フェアウェイウッドやアイアンといったクラブとのバランスを考慮していったん戻し、前週「バンテリン東海クラシック」から再び最新モデルをバッグに入れた。
初日の1W封印はトッププロの超繊細な感覚ならでは。「ドライバーはつかまる分、ちょっと(スイングで)逃がすみたいな感じになって。それをほかのクラブでやると、スプーンとかクリークが右にしか行かない状態になる」
2日間を「69」「70」でまとめ、通算3アンダー38位。「だいぶまとまってきた」という言葉とともに見据えるのは、今週末だけではない。妥協なき選択で3シーズン連続賞金王を目指す。(千葉市緑区/亀山泰宏)