2021年 バンテリン東海C

「変わってきている証拠」石川遼が人差し指に巻いたテープの意味

2021/10/02 18:25
石川遼は今週、右手人差し指にテープを巻いてプレーしている

◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 3日目(2日)◇三好CC西コース (愛知)◇7300yd(パー71)

今週、石川遼はドライビングレンジに入ると、右手人差し指にテープを巻いてから練習を始めている。第二関節から付け根に巻かれたテープの下、人差し指と中指の間にできたマメがつぶれるのを防ぐためだ。

「新しいところにマメができている。人生で初めてじゃないかな」と言った後で「でも、変わってきている証拠だと思う」と続けた。

石川遼が右手人差し指に巻いたテープ

昨年3月から田中剛コーチを迎えて取り組むスイング改造。トップをコンパクトに、低い位置から下ろしていく現在のスイングは、高い位置から縦に下ろすよりも横から振っていくイメージに近くなる。田中氏とも昨年から「指で握れるんだったら指で握ろうか」と話し、グリップも掌で握るより指にかけて振るような形に変わってきているという。

風に加え、硬さを増したグリーン、タフなピンポジションとの戦いだったこの日は3バーディ、3ボギーの「71」と伸ばせず、通算5アンダー15位。「難しいコンディションではあったと思うけど、前半しのげた分、後半のチャンスをものにできていれば…」と唇をかみつつ、「簡単にはいかないし、根拠のある攻め方、自分の持っている技術でベストを尽くす」。最終日も腰を据えて長期的な取り組み、テーマを貫く。(愛知県みよし市/亀山泰宏)。

ムービングデーはガマンの前半。後半に伸ばせず悔しがった

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