「焦らず、求めすぎず」 石川遼は4打差の週末へ泰然
2021/05/14 19:10
◇国内男子◇アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ 2日目(14日)◇相模原ゴルフクラブ 東コース(神奈川県)◇7298yd(パー72)
石川遼は4バーディ、2ボギーで予選2日間とも「70」をそろえ、首位と4打差の通算4アンダー13位で週末を迎える。
後半16番ではティショットがディボット跡に入るアンラッキー。「15番の3打目だったり、16番のセカンドだったり、ちょっとライに恵まれなかった。でも、人生通して言えば(運不運は)そろってくると思うので。きょうは15、16とちょっと運がなかったですけど、生きていれば良いこともあるんじゃないかな」と笑い飛ばす心のゆとりがあった。
気持ちの切り替えを体現したのが、残り230ydから8Iで2オンに成功した最終18番(パー5)。右ラフから「グリーンセンターに止まってくれれば最高」とショットが左横4mについた。
イーグルパットはわずかにカップをそれたものの、「あそこまで距離がピッタリ横につくのは、可能性1%くらいじゃないかな。いいバーディだったと思います」。上々のフィニッシュを振り返り、再び笑顔になった。
前日38.89%に低迷したパーオン率を66.67%まで戻し、「チャンスを作るプレーができていれば、決勝ラウンドが楽しみかなと思っていた。2日目ということもあったので、焦らず、求めすぎず。あした、あさってで優勝争いに行けるように」と泰然とうなずいた。(神奈川県相模原市/亀山泰宏)