「悔しくて寝られなかった」逆転負けから1週間 木下稜介に初優勝のチャンス再び
2020/11/21 19:36
◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 3日目(21日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7042yd(パー71)
最終18番(パー5)のイーグルパットがカップ手前で動きを止めると、木下稜介は膝に両手をついてがっくりとうなだれた。タップインバーディとして通算10アンダーの単独4位でホールアウト。首位とは2打差だが「もう少し伸ばしたかった」と悔しがった。
前週の御殿場では2日目、3日目と首位に立ったが、最終日にパープレーとスコアを伸ばせず、香妻陣一朗に1打差で逆転負け。優勝をさらわれた。「日曜日に負けた夜は悔しくて寝られなくて、今週は絶対に勝つという気持ちで戦っている。あすは優勝を目指して頑張りたい」とリベンジに向けて気合い十分。
この日は5バーディ、2ボギーの3アンダー「68」。15番の3パットを悔やんだが、3日間のパーオン率は83.3%で全体1位と、前週から引き続き好調なゴルフを維持している。「あすにつながる良い位置で終われた。あすはしっかりパッティングが打てるように頑張りたい」と目指すは“優勝”の二文字だけ。今週こそ、初優勝をつかみ取りたい。(宮崎市/今岡涼太)