アマ河本力 ルール違反に「子どもでした」
2020/10/18 19:54
◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 最終日(18日)◇紫CCすみれコース(千葉)◇7317yd(パー70)
第1回の1927年大会以来のアマチュア優勝がかかっていた20歳の河本力(日体大3年)は最終ラウンドを4バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「70」。優勝スコアに3打及ばない通算2アンダーの5位で終え「まだまだでした」と肩を落とした。
最終ラウンドの直前に第3ラウンドでの違反により2罰打を科され、スタート時の順位はトップと1打差の4アンダー2位から2アンダー3位に変わった。
前日13番のグリーンでダブルボギーパットを打つ際、拾い上げていたボールを本来戻すべきマーカーのすぐ前ではなく、ずれた場所に置いたのがペナルティの理由。「高ぶっていたというのもあったけど、僕が子どもでした。意識せずにやっていて、これからはちゃんとリプレースします」と事実を認め、反省した。
悶々とした気持ちも残ったが、スタート前のショット練習を終えて「引きずっても仕方がない」と切り替えたという。
プレー面では「ショットの調子がすごく良くて、パッティングがダメという感じでした」。前半8番(パー3)ではボギーとなる“お先に”パットを外し、ダブルボギー。「プロゴルファーならやらないミスでした」と首(こうべ)を垂れた。
それでもトップ5に入り、杉原大河(東北福祉大3年)と並んでローアマチュアを獲得した。「素直に悔しいけど、これからもチャンスは巡ってくると思うから頑張りたい。学生のうちに日本ツアーで勝てるようになりたい」と前を向いた。(千葉県野田市/石井操)