石川遼はベストスコアで3位「追いかける側の攻めはできた」
2020/10/18 18:08
◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 最終日(18日)◇紫CCすみれコース(千葉)◇7317yd(パー70)
日差しが差し込むなか、冷たい風が吹いた最終日。通算2オーバー11位から出た石川遼は7バーディ、2ボギーとこの日のベストスコア「65」をマーク。通算3アンダー3位で大会を終えた。「闘争心で(周りが)見えなくなることもなく、落ち着いてできた。追いかける側の攻めはできたかな」と納得のいくプレーにうなずいた。
出だし1番から3Wを握るなどしてきたティショットを1Wに替えるなど“攻撃的”なプレーを繰り広げた。「4、5アンダーで回らないと優勝は“ゼロ”かな」。この日5つ目のバーディとなった後半14番では1打目でそれまで握ってきた4Iを1Wに替えた。
次週は日米共催「ZOZOチャンピオンシップ」(カリフォルニア州・シャーウッド)に出場する。「次の試合に向けてもいい収穫になった。全米オープン(51位)、今週で得たものを来週出していければ」と意気込んだ。
同じく「ZOZO」の出場権を持つ星野陸也は4オーバー27位からスタートし、5バーディ、1ボギーの「66」をマーク。通算イーブンパーの8位に浮上した。
大会初日の後半から「ティショットからアイアンまで調子が悪くて」と振り切ったボールは安定感に欠き、頭を抱える状況だった。それでも最終日は「丁寧にゴルフをしよう」と極端に左を向いて打つなど調整を行った結果、バーディ奪取につながった。
次週「ZOZO」に向けては「時間ないけど調整していきたい。どういうコースかまだ分からないけど、PGAのトップ選手と戦える。楽しみです」と話した。(千葉県野田市/石井操)