ゴルフきょうは何の日<10月18日>
2020/10/18 12:20
2009年 石川遼「日本オープン」でプレーオフ負け 携帯シャッター音鳴る
埼玉県入間市の武蔵カントリークラブ豊岡コースで開催された「日本オープン」。当時18歳の石川遼が今野康晴を交えた三つ巴のプレーオフで小田龍一に敗れた。正規のラウンド中、ギャラリーの携帯電話のシャッター音に妨害される場面も。初の国内メジャー制覇は持ち越された。
シーズン最多の1万7687人が来場した最終日の6番、第4打になるバンカーショット。テークバックに入った瞬間にシャッター音が響いた。動きを止めた石川は「カメラ止めてください」と観客に言葉を向けた。怒りを沈めるように自らの右太ももをたたき仕切り直したが、その一打がダブルボギーを誘発するグリーン越えのミスになった。
上位争いの中での痛恨の1ホールから立ち直り、終盤17番では5mを沈めるバーディを奪った。ただプレーオフ2ホール目にバーディを奪えず、逆に2mのバーディパットを決めた小田に軍配が上がった。2008年大会に続く2位に「日本オープンのプレッシャーを感じながら、メジャーの舞台はやらなければいけない。自分の気持ちを切らさずにやっていくことが必要です」と悔しさを押し殺した。