今季メジャー初戦に挑む遼、脇を締めてショットに自信
2009/06/03 17:52
今季の国内男子メジャー初戦「UBS日本ゴルフツアー選手権」の開幕を翌日に控え、石川遼が大会会場となる宍戸ヒルズCCで練習ラウンドを行った。
昨年は大会直前に風邪をひき、万全とはいえない体調で試合に臨むと、深いラフに苦しみ予選落ち。だが今年は開催時期が昨年より1ヶ月早くなった影響で、ラフの生育が遅れ、昨年ほどの長さは無い。「昨年はSWでフェアウェイに出すのが精一杯だったけど、今年は8I位で前に打っていけそう」と、攻めの姿勢を見せる石川にとって、ミスショットのリスクは低減される。
さらにこの日のラウンドでは、ショットの前にクラブを持った左手を体の前方に伸ばし、ヘッドを右水平方向にしてから、左手首を90度回転させてヘッドを正面に戻して右手を添える、というルーティンを繰り返した石川。「両脇を締めるイメージです。最初はアメリカでマイク小西さんに教わって、マスターズが終わってからはジャンボさんに特に左の脇がフェードでもドローでも重要なポジションになると言われました。自分だけの感覚ですが、良い感覚を掴んだと思います」と、ショットには先週以上の手ごたえがあると自信をのぞかせた。
今年は国内ツアー5試合目の出場となるが、まだ優勝争いには絡めていない。「4日間のうち3日間は、何事にも惑わされずに気持ちよくティショットを打っていきたい」という石川。「先週も初日と最終日は出来たので、これを3日間出来たら、もしかしたら最終日に優勝争いが出来るかも知れない。悪いときに差がでるので、粘っていきたいです」と、今季の初メジャー開幕を前に自身の目標を掲げた。