国内男子ツアー

競技短縮に対し、選手からは戸惑いの声が・・・/フジサンケイクラシック

2007/09/01 18:39
13時過ぎにサスペンデッドが発表されると、霧で煙るクラブハウス前でざわめきが起こった

国内男子ツアー「フジサンケイクラシック」の第3ラウンドは、午後1時過ぎに早々とサスペンデッドが発表され、54ホールへの競技短縮が決定した。これは、翌日も天気が不安定であることに加え、最終日に放映されるテレビ中継との兼ね合いもあり、最終日に36ホールをプレーしては放映時間(フジテレビ:13時25分~)に間に合わないことが理由。しかし、この決定に対し、選手たちの中では戸惑いの声も上がっている。

「僕としてはちょうど良かったけど、(プレーを)するならするで待たせても良かったと思うけど・・・」とは、スタート前のパッティンググリーンで決定を聞いたという、通算4アンダーで単独首位に立っている谷原秀人。また、同じく首位タイに立っている近藤智弘は、「正直やりたかった。この大会は賞金が高額だし、ランキングを上げる意味でもね」と、54ホールに短縮されることで賞金が75パーセントに減額されることに触れていた。

その賞金王争いでトップを走る谷口徹も「(サスペンデッドは)早い決定だと思った。最大限(プレーが)できるところまではやるべきだと思う。一番失望するのはギャラリーだと思いますしね。」と、会場に足を運んだ2,771人のファンを気遣うコメントを残している。