2020年 SMBCシンガポールオープン

装い新たに? 池田勇太は「69」で13年目のシーズンイン

2020/01/17 07:11
池田勇太は真新しいウエアとキャディバッグで新シーズンへ

◇国内男子&アジアンツアー◇SMBCシンガポールオープン 初日(16日)◇セントーサGC(シンガポール)◇7397yd(パー71)

「まだ詳しいことは言えないんだ」。契約ごとを話すのを自重した池田勇太は、目新しいウエアに身を包んでシーズン初戦を迎えた。サンバイザー、シャツにパンツにキャディバッグまでアパレルブランド「monzee(モンジー)」に一新。2020年の初ラウンドは「69」でまとめ、暫定首位とは4打差の15位につけた。

「モンジー」を運営する上迫友貴氏は、ゴルフウエアのデザイナーとしても知られる上迫美恵子氏を母に持つ。ロバをモチーフにしたヘッドカバーがシンボルのひとつ。同ブランドのウエアをツアープレーヤーが試合で着用するのは極めて珍しい。洗練されたデザインに加え、ストレッチが効いた素材にも池田は「すごく動きやすい」と満足げだ。

5バーディ、3ボギーのスタートを「もう少し伸ばしたかった。ティフトン芝の難しいところに沈んだりして、アプローチが難しいところがあった」と振り返った。今年はプロ2年目の2009年から継続中の12年連続優勝がかかる。尾崎将司の15年連続に次ぎ、池田は現在11年連続で青木功片山晋呉と並んで歴代2位につけるが、更新はあくまで通過点。「去年も1勝だけだった。2勝、3勝としていきたい」と鼻息は荒い。

「去年は秋口に(右足などの)ケガもあって、思うようにできなかった。そういうことをなくして、一年間、思い切りゴルフをしたい。もっともっとゴルフを追求したい」。記録よりも充実したプレーを求め続ける。(シンガポール/桂川洋一)

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