自称「シニア予備軍」 47歳の宮本勝昌は元気に6位スタート
2019/11/14 19:38
◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 初日(14日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262 yd(パー70)
47歳の宮本勝昌が、4バーディ、1ボギーの「67」で3アンダー6位と好スタートを決め「100点満点のゴルフ。ショットもパットもすべてがうまくいった。運もよかった」と声を弾ませた。
「若い2人に引っ張られた」と同組の時松隆光と出水田大二郎を持ち上げつつ、しっかりとスコアで上回って貫録を示した。昨年の全面改修でパー5からパー4に変更された11番など序盤の難所をパーで切り抜け、リズムに乗った。前週の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」(PGMゴルフリゾート沖縄)でも首位タイ発進。「沖縄のような風が吹いていた」という初日の御殿場を攻略した。
今週は10日に60歳の誕生日を迎えた「師匠」芹澤信雄も出場。「練習ラウンドから師匠の姿を見て、ピリッと引き締まった。ショットのことで今取り組んでいる話もして、『宿題』ももらった」と効果を口にする。さらに「あの人、まだ試合の帰りに走ってるんですよ」という同門の兄貴分・藤田寛之からも絶えず刺激を受け続けている。
自らを「シニア予備軍」と称し「(50歳になって)参戦するのが楽しみ。いつも残り日数を数えている」と冗談めかすが、5月の「中日クラウンズ」優勝で存在感を示したばかり。「新しい御殿場で毎日アンダーパーは難しい。耐えて忍んで、伸ばせるときに少しでも伸ばしたい」と元気よくキャディバッグを担いで練習場へ向かった。(静岡県御殿場市/亀山泰宏)