石川遼「ドライバーが頭の中の9割」 予選落ち危機
2019/11/07 18:24
◇国内男子◇HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 初日(7日)◇PGMゴルフリゾート沖縄(沖縄)◇7226yd(パー71)
ティイングエリアで石川遼は不満の表情を何度も浮かべた。4バーディ、6ボギー1ダブルボギーの「75」。4オーバー95位で初日を終えた。
「アイアンはいい感じなんですが、ドライバーとの差がある。ドライバーのミスがすごく大きなミスになるので、他が良くてもドライバーがずっと頭の中で9割ぐらいを占めている感じ」と振り返った。
出だし10番でドライバーのティショットを右のペナルティエリアに入れるなどして、ダブルボギー発進。東シナ海からの風にも苦しめられ、フェアウェイキープ率は50%に落ち込んだ。
「自分でもどっちに飛ぶかわからないし、練習場でもどこに飛ぶかわからない。ドライバーがまっすぐいってもたまたまとしか思えない」と厳しい表情。それでも最終9番ではフェアウェイ25ydから58度でチップインバーディ。ファンを沸かせた。
2日目につながるバーディ締めかと思われたが、「何かが良くならないといけない。できるだけまっすぐ打って、まっすぐ飛ばして、できるだけ近くにつけて、そして入れる。それをどういう風にやるかだけど、改善していくのはすごく難しい」と消極的な言葉が続いた。
賞金レースは今週を含めて残り5戦。賞金ランキング3位で同ランキングトップの今平周吾を約2000万円差で追う。2年連続で予選落ち中の苦手コースではあるが、10年ぶり2度目の賞金王へ、今季初めての予選落ち(中日クラウンズは棄権/5月)だけは避けたい。(沖縄県恩納村/玉木充)