石川遼、バーディラッシュで17位タイに浮上!
2008/10/25 19:35
石川遼とジャンボ尾崎、久々となる同組でのラウンドとなった「ブリヂストンオープン」3日目。早い時間帯にもかかわらず、大勢のギャラリーがこの注目組の後に続いた。その中で石川は、「ドライバーが真っ直ぐに行かなかった」と、スタートホールの10番では左ラフ、14番では左バンカーに打ち込んでボギー。「ダウンスイングで力が入り、体が上下していた」と、序盤で出遅れてしまう。
しかし、その後は15、16番と連続バーディ、18番でもバーディを奪取。前半を1アンダーで終え、「スコアが伸びる気がしないアウトコースへ、気持ち良く折り返せた」と迎えた後半。良い流れは止まらず、石川はさらに加速する。5番、6番で連続バーディを奪うと、8番パー3ではグリーン手前カラーから約5メートルを沈めてバーディ。最終9番でも約3メートルを沈めてバーディフィニッシュとし、この日7バーディ、2ボギーの「67」。通算6アンダーとし、40位タイから17位タイに急浮上した。
ショットが曲がり、「今日は納得行っていない」と言うものの、「3日目が大事、と言い聞かせていたので、それで結果がついてきたことは良かった」と及第点をつけた。久々となる尾崎とのラウンドについては、「中日クラウンズよりは楽しく回れたし、ジャンボさんも楽しそうにプレーしているように見えた」と石川。「ドライバーやウエッジの打ち方は参考になるし、全部レベルが違う感じ」と、感服していた。一方の尾崎も、久々となる石川とのラウンドに「もともと上手い選手だしね。まあ、そう簡単に上手くなられても困るけど」と表情を緩めていた。
初日の出遅れから、徐々に順位を上げて迎える最終日。「明日からは新しい気持ちで、最後は納得のいくラウンドをしたい」と、気分を引き締めていた。