2019年 フジサンケイクラシック

「シャワー浴びて帰ります」 岩田寛が今季ベストの2位

2019/09/08 17:02
岩田寛が今季自己最高の2位で4日間を終えた

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 最終日(8日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566yd(パー71)

首位と7打差6位から出た2014年大会覇者の岩田寛が1イーグル7バーディ、2ボギーの「64」でプレー。2015年「セガサミーカップ」以来のツアー通算3勝目とはならなかったが、通算13アンダーとして今季自己最高の2位で4日間を終えた。

前半3番(パー5)で12ydをチップインさせイーグルを奪うと、「もしかしたら優勝できるかも」とスイッチが入った。さらに一つ伸ばしてハーフターンすると「上が伸びていなかったのでそこから攻めました」。14番と15番(パー5)で1mにつけると、16番(パー3)では40㎝につけるスーパーショットを魅せ、17番(パー5)でも60㎝に寄せ、4連続バーディとし首位に迫った。

ホールアウトした時点で首位と2打差だと知り「シャワー浴びて帰ります」と諦めた。それでも、優勝した14年のスコア(通算10アンダー)を上回り、「あの時とは状況も違うので何とも言えませんが、アウトで伸ばせたので良かった」とかすかに微笑んだ。

「パットがあまりよくなくて、どちらかというと今日はショットでバーディを獲った感じ。いつもと違う優勝争いで、1日タッチが合わず、あまり打てなかった。悪いときにも修正できるように何か(策を)見つけたい」とグリーン上に課題も残った。

次週は「9割予選落ちしている」という苦手な「ANAオープン」(札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース、北海道)だが、「笑顔で…。あまり期待しないで。輪厚は大変なので。ほんとは期待したいんですけど、笑顔で回りたい」と静かに意気込んだ。(山梨県富士河口湖町/柴田雄平)

2019年 フジサンケイクラシック